相続が発生しますと、相続人は、亡くなった人（被相続人）所有の預貯金、上場有価証券や不動産の名義変更、生命保険金の受取り、年金等の社会保険の手続から税金関連の申告・届出まで、数多くの手続を行う必要があります。
これらの手続には期限が定められているものがあり、相続後の慌ただしい中で、期限までにもれなく確実に行うのは大変なことです。

この小冊子は、相続に関して相続人が行うべき主な手続のポイントを、Q&Aにより分かりやすく説明したものです。
読者の皆さんが使いやすいように、次頁に相続手続でしばしば登場する13の項目につき、対応する章やQ&Aの番号を示したインデックスを付けておりますので、お手元においてご活用いただければ幸いです。
また、巻末に相続の開始後に役所等で手続が必要な主な項目についてチェックリスト形式でまとめていますので、あわせて参考にしていただければと思います。

目次

第1章　相続に基礎知識
第2章　預貯金・不動産・上場有価証券の名義変更手続
第3章　生命保険の請求手続
第4章　年金・健康保険等の手続
第5章　税金の手続